音楽療法

 ことばはリズムで成り立ち、リズムは音楽を構成する基礎的要素です。早期から音の存在に気づき、ことばの土台をつくりながら、音韻意識を形成するために、難聴やことばの遅れがあるお子さまに、保育士や音楽の教員免許をもつ児童指導員が音楽療法を行っています。

<年齢ごとの目標>

0歳:ご家族が語りかけることばのリズムを、身体全体を通して体感できるような工夫をして提供しています。親子で楽しみながら、日本語独特のリズムを習得していきます。

1~2歳:音のある・なしに対する意識を促し、幼児聴力検査の習得につなげていきます。唱え歌やわらべ歌などから、日本語のリズムとアクセントを身につけます。また、さまざまな楽器に触れ、色々な音や振動を体感し、身体を動かしてリズム遊びを行います。

幼児:手遊び・音遊びを楽しみながら、ルールを学んでいきます。自分の出している音、お友達の出している音を聞いて、拍を感じながら、音を出す順番を待ち、他の音に合わせることを学びます。また、音の違い(強弱・高低等)を、視覚的手がかりや身体的活動を通して認識していきます。