言語聴覚療法
難聴やことばの遅れは、早期に発見され適切な支援や介入がなされることで、より有効に言語発達を促すことができると言われています。
乳幼児期には、保育士が中心となりご家族の子育てをサポートしながら、生活の中の一連の流れや体験をできるだけことばにしていく中で、身振りや手話に音声も伴わせて、意味と言語を結びつけていきます。
また幼児期には、机上での取り組みの練習を始め、聞く姿勢を身につけ、学習の土台づくりをしていきます。ことば絵辞典や図鑑などを使用しながら、語彙や知識を拡げ、生活言語(今、ここでの会話)から学習言語(読み書き)へと移行します。就学に向けて、 文法(助詞や動詞の活用)や音韻意識の形成、発音の練習など、一人ひとりのお子さまの発達段階に合わせて、言語聴覚士が訓練を行っています。
当法人の厚別耳鼻咽喉科病院にて聴覚管理や発達検査を行った上で、お子さまが普段通う園や学校とも連携をとり、難聴など障害特性に対する理解や協力を得ながら、必要な支援を行っています。